2018-01-01から1年間の記事一覧

ミクロ政治学的探求1

■ガタリとジジェクの政治学 ——フェリックス・ガタリの思考の一つに、「ミクロ政治学」という概念がある。これはいっけん掴みにくい言い方だが、通常の「政治学」、政治現象や議会政治や政治システムといったものから国際関係までを学的に探求する通常の政治…

マルクス主義と『芽むしり仔撃ち』

先日、複数人でTwitterキャス上で大江健三郎の『芽むしり仔撃ち』の読書会をやったことで、かの作品に対する愛着のようなものがさらに増したのだが、それにつけて思うことがあるのでブログに書いてみる。 芽むしり仔撃ち (新潮文庫) 作者: 大江健三郎 出版社…

カフカについて(第二回)

承前 ■『審判』、そして『城』と彷徨 ブランショは『城』に高い評価を示している。それも、『審判』との対比においてである。それは『審判』が一応の終着点=結末を迎えたことによるのだろうか? ブランショの援用を先送りにして、カフカ読解の研究の中でし…

カフカについて(連載予定)

カフカについて(長期連載予定) misty 1 彷徨と外部性 ■彷徨 カフカについてまとわりつく思考とも呼べないただの想念のまき散らしにかなうものと言ったら頭痛くらいのものである。カフカにはまるとなかなかそれから抜け出せない。 先日、モーリス・ブラン…

僕の英語の学習方法

こんばんは。今回は僕の英語勉強のやり方を簡単に紹介出来たらいいなと思います。 僕は、TOIECの平均スコアが600点です。700点越えを目指して勉強していた時もあったのですがままならず…… しかし、英語の学習法についての本もたくさんありますし、最近は意識…