2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧
承前 ■『審判』、そして『城』と彷徨 ブランショは『城』に高い評価を示している。それも、『審判』との対比においてである。それは『審判』が一応の終着点=結末を迎えたことによるのだろうか? ブランショの援用を先送りにして、カフカ読解の研究の中でし…
カフカについて(長期連載予定) misty 1 彷徨と外部性 ■彷徨 カフカについてまとわりつく思考とも呼べないただの想念のまき散らしにかなうものと言ったら頭痛くらいのものである。カフカにはまるとなかなかそれから抜け出せない。 先日、モーリス・ブラン…