2019-01-05から1日間の記事一覧

新現代思想入門(1)——2000年代の西洋思想

「現代思想」。その言葉は、基本的には1950~1999年あたりのフランス現代思想を中心的には指す。構造主義の「4人組」、レヴィ=ストロース、ラカン、フーコー、ロラン・バルト。ポスト構造主義の三人組、デリダ・ドゥルーズ・(フーコー)、現象学のミシェ…

ニーチェ『曙光』から考える(1)

ニーチェのアフォリズム形式の文章が連なる『曙光』はニーチェの中期の作品である。この前に、『人間的な、あまりに人間的な』という2巻にわたる長大なアフォリズムの書物を出版しているのだが、生前で刊行されたニーチェの本の中でも『人間的な』は一番評…